長距離運転のコツ

適切で安全な車間距離

安全運転のポイント : 停止距離

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停止距離とは

 

@空走距離
・ブレーキを踏み、ブレーキが実際に効き始めるまでの間に車が走る距離

A制動距離
・ブレーキが効き始めてから車が停止するまでの距離

B停止距離
・@空走距離とA制動距離を合わせた距離

 

安全な車間距離を考える場合、ドライバーが危険を感じ、それからブレーキを踏み続け、実際に車が停止するまでの距離(停止距離)を考慮しなければなりません。

 

ただ、停止距離は走行スピードによって大きく変わりますので、下記を参考にして下さい。

 

 

    ◆◆◆ スピードと停止距離(空走距離・制動距離)の関係 ◆◆◆

スピード 停止距離(空走距離・制動距離)
20km 9m(6m・3m)
30km 14m(8m・6m)
40km 22m(11m・11m)
50km 32m(14m・18m)
60km 44m(17m・27m)
70km 58m(19m・39m)
80km 76m(22m・54m)
90km 93m(25m・68m)
100km 106m(28m・84m)

(上記の数値は目安です)

 

 

安全運転のポイント : 車間時間

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交通心理学会の実験では、下記のような結果が出ています。

 

運転時に走りやすい車間距離

・時速50q : 25m ・時速60q : 28m ・時速80q : 43m

 

上記の車間距離を時間に換算すると、全ての速度で走りやすいのは約1.8秒となります。1.8秒の車間時間であればゆとりを感じるようですが、1.5秒では危険かも知れないと感じるようです。なお、事故を起こした事例の車間時間では、車間時間2秒以内では大事故が多く、車間時間が2秒以上の場合は大事故とはなっていないことが統計で出ています。

 

それらの実験と統計から、車間距離の目安は「2秒」が適切だとされています。ちなみに、4秒以上の車間時間では割り込みされやすくなります。従いまして、車間時間が長ければ良いというものでもありません。

 

警察の指導では、高速道路では、時速100kmでは約100m・時速80kmでは約80mの車間距離が必要としており、路面が雨で濡れている場合やタイヤが擦り減っている場合は、その約2倍の車間距離が必要になる場合があるとしています。

 

ちなみに、平成21年10月1日より、高速道路での車間距離不保持の反則金等が見直され、交通違反点数と反則金は下記のように引き上げられました。

 

車間距離不保持の反則金等・交通違反点数(高速道路)

 

・交通違反点数 : 1点→2点

 

・反則金(二輪車) : 6千円→7千円
・反則金(普通車) : 6千円→9千円
・反則金(大型車) : 7千円→1万2千円

 

車間距離に関しては、上記の情報を元にして安全走行に努めて下さい。

 

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